2: ◆z80pHM8khRJd:2020/06/26(金) 03:48:46.06 :9rrQTzr/0
ガチャリと学校の屋上へと続くドアを開ける。屋上には私を呼び出した張本人、伊吹翼がいた。
「遅かったねー未来。待ってたんだよ」
翼は給水タンク横の少し高くなっている段からハシゴも使わず飛び降りた。
その姿はすごくサマになっていて、まるで翼が生えているようなんて思った。
「私に用ってなに、翼?」
「もお未来ってば分かってるくせに。それとも分かんない? じゃあ教えてあげる」
そのときタイミングよく風がふいて、翼の髪と私と比べて短く折ってあるスカートを揺らした。
そして今までケラケラと笑っていた翼の雰囲気が変わる。少女漫画のヒロインみたいに顔を赤らめて、目はうるんでるように見えた。
「あのね、わたしはね、好きなの。未来のことが好き」
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ガチャリと学校の屋上へと続くドアを開ける。屋上には私を呼び出した張本人、伊吹翼がいた。
「遅かったねー未来。待ってたんだよ」
翼は給水タンク横の少し高くなっている段からハシゴも使わず飛び降りた。
その姿はすごくサマになっていて、まるで翼が生えているようなんて思った。
「私に用ってなに、翼?」
「もお未来ってば分かってるくせに。それとも分かんない? じゃあ教えてあげる」
そのときタイミングよく風がふいて、翼の髪と私と比べて短く折ってあるスカートを揺らした。
そして今までケラケラと笑っていた翼の雰囲気が変わる。少女漫画のヒロインみたいに顔を赤らめて、目はうるんでるように見えた。
「あのね、わたしはね、好きなの。未来のことが好き」