1:名無しさん@おーぷん:24/02/26(月) 22:45:38 :FTAJ
・設定の元ネタはUNION@IRTV第9回第10回です。
・ここから読んでも大丈夫です。
・ここから読んでも大丈夫です。
2:名無しさん@おーぷん:24/02/26(月) 22:46:01 :FTAJ
松田亜利沙「」ペコッ
亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」
亜利沙「ニュース765TVの時間です」
亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」
亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」
亜利沙「よろしくお願いいたします」
読む →
松田亜利沙「」ペコッ
亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」
亜利沙「ニュース765TVの時間です」
亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」
亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」
亜利沙「よろしくお願いいたします」
1: ◆ZOoDvoOZFs:2015/01/04(日) 23:36:19.02 :B7MsO5kzo
ミリマスSSです。
ポケモンのヌメラが出てきますが、本格的なポケモンバトルの要素(読み合い等)はありません。
ポケモンのヌメラが出てきますが、本格的なポケモンバトルの要素(読み合い等)はありません。
2: ◆ZOoDvoOZFs:2015/01/04(日) 23:37:04.76 :B7MsO5kzo
P「お疲れ、エミリー。はい傘」
エミリー「ありがとうございます」
P「次の収録もあるから、早く行こう。あ、その前に靴履き替えるか……砂利道は辛いだろうし」
エミリー「……」
P「エミリー?」
エミリー「仕掛け人さま……桃太郎伝説は、ご存知ですか?」
P「うん?」
エミリー「このような日本の川で流れてきた桃を拾って……という、お伽話だと思っていたのですが」
タマゴ「……」ドンブラコッコー
エミリー「あれは、実在する風習だったのでしょうか……?」
P「え……えええぇ……?」
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P「お疲れ、エミリー。はい傘」
エミリー「ありがとうございます」
P「次の収録もあるから、早く行こう。あ、その前に靴履き替えるか……砂利道は辛いだろうし」
エミリー「……」
P「エミリー?」
エミリー「仕掛け人さま……桃太郎伝説は、ご存知ですか?」
P「うん?」
エミリー「このような日本の川で流れてきた桃を拾って……という、お伽話だと思っていたのですが」
タマゴ「……」ドンブラコッコー
エミリー「あれは、実在する風習だったのでしょうか……?」
P「え……えええぇ……?」
1: ◆Xz5sQ/W/66:2020/12/31(木) 21:44:33.99 :31ioHmBu0
1.前ほどの話
例えレッスン終わりだったとして、冬の夜風は体に酷く沁みる。
コートに手袋、マフラーもして、ダメ押しに帽子を被ってても、ちょっとした衣類の隙間からびゅうびゅう沁み込んで来るんだから。
「くしゅん!」
「だ、大丈夫ですか静香さん?」
「ん、平気」
「はぅ……それならいいのですが。今日はまた一段と冷えますね」
と、続けたエミリーの口からも白い吐息。
彼女も寒さが堪えているんだろう、鼻先がすっかり赤くなっちゃってる。
それを見て、私もぐしゅっと鼻をすする。
すると前を歩いてた貴音さんが振り返って。
「二人ともよければもう少しこちらへと。……私の後ろを歩いていれば、少しは風よけにもなりましょう」
「そんな! 出来ませんよ貴音さん」
私はすぐにそう返した。
だってそうでしょ? いくらビル風を冷たく感じたって、先輩を風よけにするだなんて!
読む →
1.前ほどの話
例えレッスン終わりだったとして、冬の夜風は体に酷く沁みる。
コートに手袋、マフラーもして、ダメ押しに帽子を被ってても、ちょっとした衣類の隙間からびゅうびゅう沁み込んで来るんだから。
「くしゅん!」
「だ、大丈夫ですか静香さん?」
「ん、平気」
「はぅ……それならいいのですが。今日はまた一段と冷えますね」
と、続けたエミリーの口からも白い吐息。
彼女も寒さが堪えているんだろう、鼻先がすっかり赤くなっちゃってる。
それを見て、私もぐしゅっと鼻をすする。
すると前を歩いてた貴音さんが振り返って。
「二人ともよければもう少しこちらへと。……私の後ろを歩いていれば、少しは風よけにもなりましょう」
「そんな! 出来ませんよ貴音さん」
私はすぐにそう返した。
だってそうでしょ? いくらビル風を冷たく感じたって、先輩を風よけにするだなんて!
2: ◆ivbWs9E0to:2020/06/12(金) 02:46:18.47 :TFodfIkj0
ガラス製のティーポットにお湯を注ぐと、彩り豊かな茶葉とお花と果実が茶こしの中でクルクル。
その様子が可愛くて、思わず笑顔になってしまう。
そのまま徐々に葉が開いていき、周囲のお湯に色が染みだしていく。
茶葉の見た目よりは少し鮮やかな色。
開いた葉はお湯の滞流にのってまたクルクル。ふふ。
飽きずに眺めていると、徐々に匂いが強くなっていく。
乾燥した茶葉を出した時よりも少しだけ甘い匂い。
酸味と甘味の混ざった優しい匂い。爽やかさも感じて頭がスッキリする。
でもまだ。もう少し。
ハーブティーは匂いに味が負けがちなのでちょっと濃いめに淹れるのが私の好み。
給湯室で香りの華が咲くのをジッと待っていると、パタパタパタと軽やかな足音がこちらに近づいてきた。
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ガラス製のティーポットにお湯を注ぐと、彩り豊かな茶葉とお花と果実が茶こしの中でクルクル。
その様子が可愛くて、思わず笑顔になってしまう。
そのまま徐々に葉が開いていき、周囲のお湯に色が染みだしていく。
茶葉の見た目よりは少し鮮やかな色。
開いた葉はお湯の滞流にのってまたクルクル。ふふ。
飽きずに眺めていると、徐々に匂いが強くなっていく。
乾燥した茶葉を出した時よりも少しだけ甘い匂い。
酸味と甘味の混ざった優しい匂い。爽やかさも感じて頭がスッキリする。
でもまだ。もう少し。
ハーブティーは匂いに味が負けがちなのでちょっと濃いめに淹れるのが私の好み。
給湯室で香りの華が咲くのをジッと待っていると、パタパタパタと軽やかな足音がこちらに近づいてきた。
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/03/29(日) 16:36:48.82 :O0jAO63X0
※劇中劇的なお話になります。男役の子もいます。ご注意ください
タタタタ…
エミリー「はぁ……はぁ……」
隣藩の武士A「おい、いたか?」
隣藩の武士B「いや、こっちにもいねぇ。くそっ、どこへ消えやがった?」
隣藩の武士A「まあいい。なにせ相手は異人の娘だ。あの金色の髪は相当目立つ。どこに隠れようと無駄だ」
隣藩の武士B「そうだな。向こうから尻尾を出すのも時間の問題だ。無論、関所も固めてあるしな」
隣藩の武士A「よし。一旦引き上げるぞ」
タタタ…
読む →
※劇中劇的なお話になります。男役の子もいます。ご注意ください
タタタタ…
エミリー「はぁ……はぁ……」
隣藩の武士A「おい、いたか?」
隣藩の武士B「いや、こっちにもいねぇ。くそっ、どこへ消えやがった?」
隣藩の武士A「まあいい。なにせ相手は異人の娘だ。あの金色の髪は相当目立つ。どこに隠れようと無駄だ」
隣藩の武士B「そうだな。向こうから尻尾を出すのも時間の問題だ。無論、関所も固めてあるしな」
隣藩の武士A「よし。一旦引き上げるぞ」
タタタ…
1: ◆Xz5sQ/W/66:2019/12/04(水) 22:38:53.67 :/r2p4Xlx0
その黒ネコは「志保君」と彼女を呼んでいた。
出会ったばかりの頃はまだ「北沢君」呼びだったのに、
ある時「北じゃわ君」とドヤ顔で舌を噛んでしまい、盛大に笑われてからはもっぱら「志保君」呼びで通していた。
対して、志保は彼の事を「プロデューサーさん」と呼んでいる。
他に「ネコタチ」「おやぶん」「毛玉」に「にゃーご」……それから「ツメツメトギトギシッポフリ」なんて変わったあだ名もあるけれど、
志保は黒ネコの役職である「プロデューサー」に「さん」をつけて、目上の者に対する敬意を何時でもしっかり払っていた。
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その黒ネコは「志保君」と彼女を呼んでいた。
出会ったばかりの頃はまだ「北沢君」呼びだったのに、
ある時「北じゃわ君」とドヤ顔で舌を噛んでしまい、盛大に笑われてからはもっぱら「志保君」呼びで通していた。
対して、志保は彼の事を「プロデューサーさん」と呼んでいる。
他に「ネコタチ」「おやぶん」「毛玉」に「にゃーご」……それから「ツメツメトギトギシッポフリ」なんて変わったあだ名もあるけれど、
志保は黒ネコの役職である「プロデューサー」に「さん」をつけて、目上の者に対する敬意を何時でもしっかり払っていた。
1:名無しさん@おーぷん:19/10/12(土)20:46:57 :8p7
・ミリシタSS。13歳4人組が、こたつ机を囲んでるイメージです。(ぷちます風)
・亜美真美→エミリーの呼称は、「なでしこ」です。念のため。
・『ボブジテン』というカードゲームが元ネタです。エミリー語は公式とオリジナルどちらもあります。
・亜美真美→エミリーの呼称は、「なでしこ」です。念のため。
・『ボブジテン』というカードゲームが元ネタです。エミリー語は公式とオリジナルどちらもあります。
2:名無しさん@おーぷん:19/10/12(土)20:53:23 :8p7
亜美「ねーねー、なでしこー、あそぼー」
真美「真美たち、おもしろいゲームを思いついちゃった」
エミリー「おもしろい遊戯ですか?」
星梨花「はい。ルールを聞いたんですけど、勉強にもなりそうですし、私もやってみたいです」
エミリー「そうですか……わかりました。是非ともよろしくお願いいたします」
亜美「やった!」
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亜美「ねーねー、なでしこー、あそぼー」
真美「真美たち、おもしろいゲームを思いついちゃった」
エミリー「おもしろい遊戯ですか?」
星梨花「はい。ルールを聞いたんですけど、勉強にもなりそうですし、私もやってみたいです」
エミリー「そうですか……わかりました。是非ともよろしくお願いいたします」
亜美「やった!」
2:名無しさん@おーぷん:19/07/23(火)22:43:37 :96k
紬「これは……菱の実が乾いたものですね」
エミリー「流石紬さん!」
紬「もしや元祖撒き菱を?」
エミリー「その通りです!」
P「そんな仲睦まじい二人にお仕事だよー」
エミリー「仲睦まじいだなんて……そんな……///」
紬「付き合ってもう7年なのですよ?それでプロデューサー、どんなお仕事ですか?」
P「数年前にくのいちのお仕事やったでしょ?」
エミリー「はい、朋花さんと一緒に修業したあれですね?」
P「あの時に打診されていたんだけど……エミリーまだ13歳だったから受けられなかった……パチンコのお仕事です!!」
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紬「これは……菱の実が乾いたものですね」
エミリー「流石紬さん!」
紬「もしや元祖撒き菱を?」
エミリー「その通りです!」
P「そんな仲睦まじい二人にお仕事だよー」
エミリー「仲睦まじいだなんて……そんな……///」
紬「付き合ってもう7年なのですよ?それでプロデューサー、どんなお仕事ですか?」
P「数年前にくのいちのお仕事やったでしょ?」
エミリー「はい、朋花さんと一緒に修業したあれですね?」
P「あの時に打診されていたんだけど……エミリーまだ13歳だったから受けられなかった……パチンコのお仕事です!!」
1: ◆AsngP.wJbI:2019/06/10(月) 20:03:08.99 :9pdDfgPfo
第一報を受けたのはその日の午後6時のことだった。
リハーサル中、ステージで事故があったらしい。
──エミリー・スチュアートが足を滑らせ転んだと。
そのときの俺は別の営業でどうしても劇場から離れなければいけなかったので、その日の公演を他のスタッフや先輩アイドルたちに任せっきりにする予定だった。
そのせいか、事故は昼間に起こったものの現場は一時対応でてんやわんやしており、こちらへの報告が遅れたと、音無さんから謝罪を受けた。
大丈夫です、連絡ありがとうございます、と冷静に返事をしている間は「らしからん」程度にしか思っていなかった。
エミリーは基本的には落ち着き払った女の子だ。あまり無茶をしてケガをするような危ない場面を見かけたことがない。
捻挫や打撲だとしたら公演のスケジュールに影響するかもなと、そのくらいにしか考えていなかった。
だが能天気に捉えていたのも束の間、電話越しの音無さんから詳しく事情を知れば知るほど心に不安が渦巻き始める。
彼女は頭を打って病院に運ばれたのだ。
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第一報を受けたのはその日の午後6時のことだった。
リハーサル中、ステージで事故があったらしい。
──エミリー・スチュアートが足を滑らせ転んだと。
そのときの俺は別の営業でどうしても劇場から離れなければいけなかったので、その日の公演を他のスタッフや先輩アイドルたちに任せっきりにする予定だった。
そのせいか、事故は昼間に起こったものの現場は一時対応でてんやわんやしており、こちらへの報告が遅れたと、音無さんから謝罪を受けた。
大丈夫です、連絡ありがとうございます、と冷静に返事をしている間は「らしからん」程度にしか思っていなかった。
エミリーは基本的には落ち着き払った女の子だ。あまり無茶をしてケガをするような危ない場面を見かけたことがない。
捻挫や打撲だとしたら公演のスケジュールに影響するかもなと、そのくらいにしか考えていなかった。
だが能天気に捉えていたのも束の間、電話越しの音無さんから詳しく事情を知れば知るほど心に不安が渦巻き始める。
彼女は頭を打って病院に運ばれたのだ。
1: ◆nmcoT1iylg:2018/04/26(木) 23:41:34.56 :f2WBlHUh0
撫子のあなたが見るものは。
撫子の花が見せたいものは。
撫子のあなたが見るものは。
撫子の花が見せたいものは。
2: ◆nmcoT1iylg:2018/04/26(木) 23:42:22.02 :f2WBlHUh0
仕掛け人さま。
そう呼ばれて顔を上げる。机の前に立っていたのは自分が担当しているアイドルの、エミリーだった。こんな風に「仕掛け人さま」と呼ばれることにもすっかり慣れてしまった。英国にいたときから日本が大好きで、お父さんの仕事の都合で日本に住むことになって、ある神社で見た、あるアイドルの奉納の舞に心動かされたらしく、こうして担当しているわけだが。
「どうしたんだ、そんな気難しい顔して」
「その……。先日いただいた曲のことなのですが……」
眉間に皺を寄せて瞳が潤んでいた。エミリーは涙を流すことは多くないけれど、涙目になることは結構ある。なんていってもまだ十三歳だからなぁ。
普段の言動は落ち着いていて、大人っぽく見えるからふと忘れそうになるけれど。舞台上ではしゃいだり、思わず英語が飛び出てしまったり、たまに意固地なときもあったりする。決めつけは良くないだろうけれど一応彼女と接するときにまだそれほど大人ではないということは念頭に置いていた。
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仕掛け人さま。
そう呼ばれて顔を上げる。机の前に立っていたのは自分が担当しているアイドルの、エミリーだった。こんな風に「仕掛け人さま」と呼ばれることにもすっかり慣れてしまった。英国にいたときから日本が大好きで、お父さんの仕事の都合で日本に住むことになって、ある神社で見た、あるアイドルの奉納の舞に心動かされたらしく、こうして担当しているわけだが。
「どうしたんだ、そんな気難しい顔して」
「その……。先日いただいた曲のことなのですが……」
眉間に皺を寄せて瞳が潤んでいた。エミリーは涙を流すことは多くないけれど、涙目になることは結構ある。なんていってもまだ十三歳だからなぁ。
普段の言動は落ち着いていて、大人っぽく見えるからふと忘れそうになるけれど。舞台上ではしゃいだり、思わず英語が飛び出てしまったり、たまに意固地なときもあったりする。決めつけは良くないだろうけれど一応彼女と接するときにまだそれほど大人ではないということは念頭に置いていた。
1: ◆Xz5sQ/W/66:2018/03/30(金) 23:04:12.43 :Utw2bSui0
「――だからさ、俺はエミリーに『春の和菓子と言えばこれ!』って物を教えたくて」
「ふふっ、分かっています仕掛け人さま。私のために選んでくださったお菓子です。例えそれがどのような物でも私は素直に喜べます」
「エミリー……! そう言ってくれると俺も本当に助か――」
「……ただ、それとは別に抹茶菓子を選ぶ時間を頂けなかったことだけは」
「わ、分かった! それは俺が悪かったよ。……ひとっ走りして買って来る。いつものロールケーキでいいかい?」
仕掛け人さまは慌てたようにそう言われると、私に頭を下げ椅子から立ち上がられました。
そんな彼のお顔は「真に面目ない!」といった様子。
背広の上着を着直して、慌ただしくお部屋を出ていってしまいます。
そうしておやつ時の事務室に一人、ぽつねんと取り残された私は「もう、仕掛け人さまったら」と小さなため息をつくのでした。
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「――だからさ、俺はエミリーに『春の和菓子と言えばこれ!』って物を教えたくて」
「ふふっ、分かっています仕掛け人さま。私のために選んでくださったお菓子です。例えそれがどのような物でも私は素直に喜べます」
「エミリー……! そう言ってくれると俺も本当に助か――」
「……ただ、それとは別に抹茶菓子を選ぶ時間を頂けなかったことだけは」
「わ、分かった! それは俺が悪かったよ。……ひとっ走りして買って来る。いつものロールケーキでいいかい?」
仕掛け人さまは慌てたようにそう言われると、私に頭を下げ椅子から立ち上がられました。
そんな彼のお顔は「真に面目ない!」といった様子。
背広の上着を着直して、慌ただしくお部屋を出ていってしまいます。
そうしておやつ時の事務室に一人、ぽつねんと取り残された私は「もう、仕掛け人さまったら」と小さなため息をつくのでした。
1: ◆z80pHM8khRJd:2018/01/16(火) 22:05:38.84 :dC1wmwYN0
P「ああ……今日も765に出勤だ。だるいなあ」トビラガチャ
エミリー「おかえりなさいませ! 仕掛け人さま!」
P「おおっどうしたんだ、エミリー。その恰好は」
エミリー「ふふっ似合ってますか?」
P(エミリーは両手をちょこんと持ち上げ、余裕のある袖を軽く振った)
P「ああ、とてもつもなく」
P(エミリーの服装を端的に表せば和風メイド、といったところだろうか。エミリーのイメージカラーの落ち着いた紫を基調にしている。紫というよりかは小豆色と表現した方が近いか。暗めの色のスカートもかつての女学生をイメージするほど長く、コスプレ感を感じない。白いエプロンには大きめのフリルがついていて、それが落ち着きすぎた色から脱却してすこし垢抜けた印象を持たせ、エミリーのかわいらしさをより印象付けていた。足元を見ると白い足袋に草履を履いている。細かいところまでこだわっているな。長々語ったが何が言いたいかと言うと似合っている、だ)
エミリー「仕掛け人さま?」
P「おおっとすまんすまん」
読む →
P「ああ……今日も765に出勤だ。だるいなあ」トビラガチャ
エミリー「おかえりなさいませ! 仕掛け人さま!」
P「おおっどうしたんだ、エミリー。その恰好は」
エミリー「ふふっ似合ってますか?」
P(エミリーは両手をちょこんと持ち上げ、余裕のある袖を軽く振った)
P「ああ、とてもつもなく」
P(エミリーの服装を端的に表せば和風メイド、といったところだろうか。エミリーのイメージカラーの落ち着いた紫を基調にしている。紫というよりかは小豆色と表現した方が近いか。暗めの色のスカートもかつての女学生をイメージするほど長く、コスプレ感を感じない。白いエプロンには大きめのフリルがついていて、それが落ち着きすぎた色から脱却してすこし垢抜けた印象を持たせ、エミリーのかわいらしさをより印象付けていた。足元を見ると白い足袋に草履を履いている。細かいところまでこだわっているな。長々語ったが何が言いたいかと言うと似合っている、だ)
エミリー「仕掛け人さま?」
P「おおっとすまんすまん」
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/01/08(月) 02:47:48.58 :avZpeVmy0
「まったくあの方は...」
仕事終わりで事務所へ帰るタクシーに乗りながら愚痴をこぼします。
「まあまあ、私のためですからね」
「分かっていますよ。プロデューサーはそういう人ですから」
隣の席に座っているエミリーさんにそう言われてしぶしぶ納得しました。
「事務所で開く私の誕生日会の準備をしてくださっていると聞きました!。ふふっ♪」
「あのプロデューサーのことです。きっとサプライズでも用意しているのでしょう」
「Wow!それは楽しみですね!」
喜ぶエミリーさんを見るとつい私まで嬉しくなってしまうのはなぜでしょう。
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「まったくあの方は...」
仕事終わりで事務所へ帰るタクシーに乗りながら愚痴をこぼします。
「まあまあ、私のためですからね」
「分かっていますよ。プロデューサーはそういう人ですから」
隣の席に座っているエミリーさんにそう言われてしぶしぶ納得しました。
「事務所で開く私の誕生日会の準備をしてくださっていると聞きました!。ふふっ♪」
「あのプロデューサーのことです。きっとサプライズでも用意しているのでしょう」
「Wow!それは楽しみですね!」
喜ぶエミリーさんを見るとつい私まで嬉しくなってしまうのはなぜでしょう。
1: ◆Xz5sQ/W/66:2017/12/05(火) 22:25:27.35 :SuJRDoqN0
===
765プロ劇場多目的和室にはこたつがある。
十二畳の畳張り。広い部屋の中央に、もう一度言うがこたつがある。
コタツ、炬燵、おこたコタツ。テーブルと布団の組み合わせ。
俺のこたつが真っ赤に燃える。お前もこたつむりにしてやろうか?
あー、あー、こたつみかん。冬が去ってもおこたは出しておこう……。
さて、そんなこたつにアイドルが入る。劇場にあるのだ当然だ。
道具は、使われるため、利用されるためにそこにあるのである。
日本人の、アイドルの、日本の地に立つ二本の足を温めるためにあるのである。
だからほら、こたつに両足を突っ込んで、蕩け切った表情を浮かべる劇場アイドルエミリースチュアート!!
「……はぁ~……幸せでしゅ」
英国生まれの金髪少女、エミリーはすっかりコタツの虜だった。
今もその一辺を占拠して、日本の誇る冬の文化、こたつみかんを堪能し終わったばかりである。
読む →
===
765プロ劇場多目的和室にはこたつがある。
十二畳の畳張り。広い部屋の中央に、もう一度言うがこたつがある。
コタツ、炬燵、おこたコタツ。テーブルと布団の組み合わせ。
俺のこたつが真っ赤に燃える。お前もこたつむりにしてやろうか?
あー、あー、こたつみかん。冬が去ってもおこたは出しておこう……。
さて、そんなこたつにアイドルが入る。劇場にあるのだ当然だ。
道具は、使われるため、利用されるためにそこにあるのである。
日本人の、アイドルの、日本の地に立つ二本の足を温めるためにあるのである。
だからほら、こたつに両足を突っ込んで、蕩け切った表情を浮かべる劇場アイドルエミリースチュアート!!
「……はぁ~……幸せでしゅ」
英国生まれの金髪少女、エミリーはすっかりコタツの虜だった。
今もその一辺を占拠して、日本の誇る冬の文化、こたつみかんを堪能し終わったばかりである。
1: ◆z80pHM8khRJd:2017/07/15(土) 01:32:14.48 :JpBZxNDY0
杏奈ちゃんは眠そうな目に似合わぬ速さで画面をリズムよく叩いていく。
曲が終わり、画面にはFULL COMBOと表示された。……すごい!
百合子「杏奈ちゃんって本当に音ゲー得意なんだね! ノーツ見えなかったよ」
杏奈「音ゲーはとにかく慣れ……。慣れたらIMPRESSION→LOCOMOTION!のMMも……余裕」
百合子「私も早くプロデューサーレベル35になってロコちゃんの曲プレイしたいなぁ」
今日は私たちのレッスンも終わりあとは自由時間。ただ雨が降っているからやむまで杏奈ちゃんと事務所で時間をつぶしているところ。
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杏奈ちゃんは眠そうな目に似合わぬ速さで画面をリズムよく叩いていく。
曲が終わり、画面にはFULL COMBOと表示された。……すごい!
百合子「杏奈ちゃんって本当に音ゲー得意なんだね! ノーツ見えなかったよ」
杏奈「音ゲーはとにかく慣れ……。慣れたらIMPRESSION→LOCOMOTION!のMMも……余裕」
百合子「私も早くプロデューサーレベル35になってロコちゃんの曲プレイしたいなぁ」
今日は私たちのレッスンも終わりあとは自由時間。ただ雨が降っているからやむまで杏奈ちゃんと事務所で時間をつぶしているところ。
1: ◆eF65jN7ybk:2017/07/02(日) 16:54:04.06 :fE64C4yw0
私、しあわせですね。
・三年後のエミリー妄想
・ややしっとりめ
・グリマスの設定準拠
私、しあわせですね。
・三年後のエミリー妄想
・ややしっとりめ
・グリマスの設定準拠
2: ◆eF65jN7ybk:2017/07/02(日) 16:55:25.55 :fE64C4yw0
始まりはいつも突然に。誰が今日だと予想していただろう。
あぁ、違う。そんな日なんてずっと、こないのだと思っていた。それはある晴れた春の日こと。
舞い散る桜の花びらと、風に揺れる黄金色の髪。
「仕掛け人さま。大事なお話があります」
そう呼びかけられ、顔を上げるとエミリーが正面に立っていた。今日はレッスンのはずだから事務所による必要はないはず。真剣なまなざしをしているが、なんだろう。またいつぞやの時みたいに修行に行くなんて言い出さなければいいが……。
始まりはいつも突然に。誰が今日だと予想していただろう。
あぁ、違う。そんな日なんてずっと、こないのだと思っていた。それはある晴れた春の日こと。
舞い散る桜の花びらと、風に揺れる黄金色の髪。
「仕掛け人さま。大事なお話があります」
そう呼びかけられ、顔を上げるとエミリーが正面に立っていた。今日はレッスンのはずだから事務所による必要はないはず。真剣なまなざしをしているが、なんだろう。またいつぞやの時みたいに修行に行くなんて言い出さなければいいが……。
3: ◆eF65jN7ybk:2017/07/02(日) 16:56:14.50 :fE64C4yw0
「どうした?」
「こちらを、見ていただいてよろしいですか?」
エミリーが差し出したそれはA4サイズの用紙。目を落とす。春らしく、ピンクを基調としたデザインとロゴ。
来月の定期ライブのポスター、か? いつの間に刷り上がっていたのだろう。今回は目を通していないが……。
エミリー、大きく写ってるなぁ。確かもう十六歳だっけ。随分髪も伸びて大人っぽくなって……。
「え……?」
読む →
「どうした?」
「こちらを、見ていただいてよろしいですか?」
エミリーが差し出したそれはA4サイズの用紙。目を落とす。春らしく、ピンクを基調としたデザインとロゴ。
来月の定期ライブのポスター、か? いつの間に刷り上がっていたのだろう。今回は目を通していないが……。
エミリー、大きく写ってるなぁ。確かもう十六歳だっけ。随分髪も伸びて大人っぽくなって……。
「え……?」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/29(土) 23:50:00.92 :qIfKp9N50
~~シアターへ向かう車内~~
環「そういえば、社長が運転してるのって珍しいぞ」
社長「プロデューサー君には今、別件の作業をしてもらっている」
社長「代わりに手の空いていた私が迎えに来たというわけさ」
社長「それに、普段はこうして話す機会もあまりないだろう?」
社長「せっかくだから、偶には君達と親睦を深めたいと思ってね」
社長「年寄りの相手は退屈だろうが、付き合ってくれると嬉しい」
エミリー「そ、そんなことはありません!」
エミリー「久しぶりにじゅんじろう様とお話できて、とってもうれしいでしゅ!」
環「たまきも、社長はなんだかみんなのじいちゃんって感じだから」
環「全然つまんなくないぞ!」
社長「ははは、そう言ってもらえると助かるね」
読む →
~~シアターへ向かう車内~~
環「そういえば、社長が運転してるのって珍しいぞ」
社長「プロデューサー君には今、別件の作業をしてもらっている」
社長「代わりに手の空いていた私が迎えに来たというわけさ」
社長「それに、普段はこうして話す機会もあまりないだろう?」
社長「せっかくだから、偶には君達と親睦を深めたいと思ってね」
社長「年寄りの相手は退屈だろうが、付き合ってくれると嬉しい」
エミリー「そ、そんなことはありません!」
エミリー「久しぶりにじゅんじろう様とお話できて、とってもうれしいでしゅ!」
環「たまきも、社長はなんだかみんなのじいちゃんって感じだから」
環「全然つまんなくないぞ!」
社長「ははは、そう言ってもらえると助かるね」
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 01:27:00.42 :SNpvvu7j0
エミリー「仕掛け人さま,今お時間大丈夫ですか?」
俺のことを『仕掛け人さま』と呼ぶ変わったこの子の名前はエミリースチュアート,大和撫子を目指し日々アイドル活動に励んでいる。
P「ああ,大丈夫だよ」
エミリー「よかったらこれ,やりません?」
P「これは……百人一首か?そういえば,この前歳の市で買ってたな」
エミリー「はい,そうなんです!実は,最近練習してましてようやく上の句と下の句を覚えてきたところなんです。そこで私の腕をお見せしたくて……」
P「そうだな,エミリーがあのときやってたダルマの真似をもう一回見せてくれたらいいぞ」
エミリー「ぷくっー!……これでどうですか?」
かわいい。
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エミリー「仕掛け人さま,今お時間大丈夫ですか?」
俺のことを『仕掛け人さま』と呼ぶ変わったこの子の名前はエミリースチュアート,大和撫子を目指し日々アイドル活動に励んでいる。
P「ああ,大丈夫だよ」
エミリー「よかったらこれ,やりません?」
P「これは……百人一首か?そういえば,この前歳の市で買ってたな」
エミリー「はい,そうなんです!実は,最近練習してましてようやく上の句と下の句を覚えてきたところなんです。そこで私の腕をお見せしたくて……」
P「そうだな,エミリーがあのときやってたダルマの真似をもう一回見せてくれたらいいぞ」
エミリー「ぷくっー!……これでどうですか?」
かわいい。
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/19(木) 21:01:47.38 :wxNjbS2xo
仕「え、エミリー…一体どうしたんだよ?」
エミリー「げふぅ…どうしたとはどうしたんでごわすかぁ?親方様…」
親方「げ!仕掛け人から親方に変わっちゃった!どうしたもこうしたもないよ!なんでそんなに太ったんだよ!昨日今日で変わりすぎだろ!」
エミリー「昨日、のり子さんと貴音さんと3人で相撲を見に行ったでごわすよぉ…ふぃー」
親方「それは知ってるが…」
エミリー「相撲をみたあと、お腹が空いたんでごわすよぉ…。だからまず焼き肉を食べにいきましたぁ…あー、おいしかったでごわすぅ…」
親方「どうしよう、今のエミリー、茜ちゃんよりうざいよぅ…」
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仕「え、エミリー…一体どうしたんだよ?」
エミリー「げふぅ…どうしたとはどうしたんでごわすかぁ?親方様…」
親方「げ!仕掛け人から親方に変わっちゃった!どうしたもこうしたもないよ!なんでそんなに太ったんだよ!昨日今日で変わりすぎだろ!」
エミリー「昨日、のり子さんと貴音さんと3人で相撲を見に行ったでごわすよぉ…ふぃー」
親方「それは知ってるが…」
エミリー「相撲をみたあと、お腹が空いたんでごわすよぉ…。だからまず焼き肉を食べにいきましたぁ…あー、おいしかったでごわすぅ…」
親方「どうしよう、今のエミリー、茜ちゃんよりうざいよぅ…」
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/16(月) 05:16:55.04 :dCcz33Vho
仕「やあ!エミリー、おはよう!今日もいい天気だね!」
エミリー「お、おはようございます。仕掛け人様…」
仕「どうしたの?今日はなんだか元気ないね?」
エミリー「あ、いや、その…」
エミリー(な、なんて事でしょう…仕掛け人様の社会の窓が…開いちゃってます~!)
仕「もしかして、悩み事とか?」
エミリー「ち、違います。あの…仕掛け人様、実は…はっ?」
エミリー(駄目です!殿方に恥をかかせるなど、大和撫子失格です!さりげなく、自然に解決しなくてはなりません。なんとかしなくては…)
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仕「やあ!エミリー、おはよう!今日もいい天気だね!」
エミリー「お、おはようございます。仕掛け人様…」
仕「どうしたの?今日はなんだか元気ないね?」
エミリー「あ、いや、その…」
エミリー(な、なんて事でしょう…仕掛け人様の社会の窓が…開いちゃってます~!)
仕「もしかして、悩み事とか?」
エミリー「ち、違います。あの…仕掛け人様、実は…はっ?」
エミリー(駄目です!殿方に恥をかかせるなど、大和撫子失格です!さりげなく、自然に解決しなくてはなりません。なんとかしなくては…)
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/09(金) 15:52:42.09 :XKiILX5AO
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/05/09(金) 15:54:58.76 :XKiILX5AO
―――
――
―
俺はP。アイドル事務所、765プロの新人プロデューサーだ。
一ヶ月の研修を終え、今日やっと担当のアイドルと顔を合わせることとなっている。
P「おはようございます」
社長「やあPくん、研修ご苦労だったね」
P「あっ、社長!お疲れ様です」
社長「さて、今日は予定通り君が担当するアイドルと顔合わせをするのだが、その前に我が765プロの事務員を紹介しておこう」
社長がそう言い終わると奥から緑の髪の女性が出てきた。なかなか…いやかなり美人だ。
音無小鳥「初めましてプロデューサーさん、事務員をやっている音無小鳥と申します」
P「初めまして、Pです。765プロは事務員さんまで美人なんですね」
音無小鳥「や、やだ…プロデューサーさんったら///」
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俺はP。アイドル事務所、765プロの新人プロデューサーだ。
一ヶ月の研修を終え、今日やっと担当のアイドルと顔を合わせることとなっている。
P「おはようございます」
社長「やあPくん、研修ご苦労だったね」
P「あっ、社長!お疲れ様です」
社長「さて、今日は予定通り君が担当するアイドルと顔合わせをするのだが、その前に我が765プロの事務員を紹介しておこう」
社長がそう言い終わると奥から緑の髪の女性が出てきた。なかなか…いやかなり美人だ。
音無小鳥「初めましてプロデューサーさん、事務員をやっている音無小鳥と申します」
P「初めまして、Pです。765プロは事務員さんまで美人なんですね」
音無小鳥「や、やだ…プロデューサーさんったら///」