2: ◆K1k1KYRick:2020/01/19(日) 09:59:14.17 :Ar2ETBjd0
「――受け取って欲しいんだ、メアリー」
そう言って、ダーリンはアタシに指輪を渡してきた。
銀色に光り輝くそれはとても美しく眩しかった。
「えっ、ダーリン、これって……!?」
「俺の気持ちだ」ダーリンはアタシの小さな手を握った
「俺はお前を、メアリー・コクランを……一人のレディーとして愛している」
真剣な表情をしているダーリンは見とれてしまうくらいクールだった。
カエデのように「メアリーちゃんに告ラン♪」とフラットジョークを言いそうな雰囲気じゃない。
「ダ、ダーリン……! き、気持ちはすごくうれしいケド……
アタシ、まだ大人じゃないし……早いカナって……」
「メアリー、子供と大人の間にボーダーラインなんてないんだ。
虹が赤から紫に変わる境目がないように……」
ダーリンはアタシの手を握ったまま熱のこもった告白を続ける。
「俺にとって、メアリーはもう立派なレディーだ。
一人前の素敵なレディーとして、俺は君に結婚を申し込む」
「……ダーリン……」
「返事を、聞かせてくれないか?」
返事はもう決まっていたが、どうしようもなく熱くなっていく体を抑えるのに必死だった。
一つうなづくと、彼は安堵の笑みを浮かべ、片膝をついてアタシにキスをした。
彼と付き合ったのはそれからだケド、正直今までアタシが
身に付けていたセクシーさがハリボテだった事に気づいた。
大人のダーリンを誘惑してはいたケド、それから後は何をすればいいのかよく分からなかった。
キスだけでは子供のおままごとと変わらない。
カリソメにも結婚を誓い合った仲なんだし、もっと大人のレディーとして彼と釣り合う関係になりたい。
恥ずかしいケド、アタシは本当にまだまだ子供なの。
ダーリンに正直その気持ちを伝えたら
「メアリーにも大人のコミュニケーションを知ってもらう必要があるね」と返された。
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「――受け取って欲しいんだ、メアリー」
そう言って、ダーリンはアタシに指輪を渡してきた。
銀色に光り輝くそれはとても美しく眩しかった。
「えっ、ダーリン、これって……!?」
「俺の気持ちだ」ダーリンはアタシの小さな手を握った
「俺はお前を、メアリー・コクランを……一人のレディーとして愛している」
真剣な表情をしているダーリンは見とれてしまうくらいクールだった。
カエデのように「メアリーちゃんに告ラン♪」とフラットジョークを言いそうな雰囲気じゃない。
「ダ、ダーリン……! き、気持ちはすごくうれしいケド……
アタシ、まだ大人じゃないし……早いカナって……」
「メアリー、子供と大人の間にボーダーラインなんてないんだ。
虹が赤から紫に変わる境目がないように……」
ダーリンはアタシの手を握ったまま熱のこもった告白を続ける。
「俺にとって、メアリーはもう立派なレディーだ。
一人前の素敵なレディーとして、俺は君に結婚を申し込む」
「……ダーリン……」
「返事を、聞かせてくれないか?」
返事はもう決まっていたが、どうしようもなく熱くなっていく体を抑えるのに必死だった。
一つうなづくと、彼は安堵の笑みを浮かべ、片膝をついてアタシにキスをした。
彼と付き合ったのはそれからだケド、正直今までアタシが
身に付けていたセクシーさがハリボテだった事に気づいた。
大人のダーリンを誘惑してはいたケド、それから後は何をすればいいのかよく分からなかった。
キスだけでは子供のおままごとと変わらない。
カリソメにも結婚を誓い合った仲なんだし、もっと大人のレディーとして彼と釣り合う関係になりたい。
恥ずかしいケド、アタシは本当にまだまだ子供なの。
ダーリンに正直その気持ちを伝えたら
「メアリーにも大人のコミュニケーションを知ってもらう必要があるね」と返された。