2: ◆nlKqlMHS8Q:2015/05/20(水) 01:24:03.21 :/TOCXa5to
黒組が終わって数ヶ月後。
正確にはボクが退院してから数ヶ月後のこと。
夜中にコンビニから帰って、自分の部屋のドアを開けたときだった。
乙哉「しえなちゃん、おかえり~」
しえな「えっ……えっ!?」
ボクの部屋で快楽殺人鬼がくつろいでいた。
乙哉「ひさしぶりだねぇ。三ヶ月ぶりくらい?あはは」
しえな「え、なんで……」
乙哉「だめだよー、玄関の鍵は閉まってたけど部屋の窓が開いてたよ?変な人が入ってきちゃうよ?」
しえな「……それは目の前にいるけど。え?なにしてんの、お前……」
乙哉「脱獄してきた!!」
しえな「……それで、なんでボクの家にいるんだ?」
乙哉「久しぶりにしえなちゃんのムスッとした顔が見たくてさぁ、あ、あと正確には刑務所じゃなくて施設にいたから、脱走なんだけどー」
しえな「はあ……」
乙哉「お願いっ!かくまってー♪あとおさげもカットさせて♪」
しえな「通報する」
乙哉「えーひどーい、待ってよ、あはは」
しえな「帰れよ」
乙哉「そう言わずにさぁ。ほら、あたしすごい美人だし。いるだけでしえなちゃんの地味な部屋が見違えるほどはなやかに――」
しえな「……」
乙哉「ちょっ、ちょっ、しえなちゃん、ちょっとケータイしまってよ、ね?」
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黒組が終わって数ヶ月後。
正確にはボクが退院してから数ヶ月後のこと。
夜中にコンビニから帰って、自分の部屋のドアを開けたときだった。
乙哉「しえなちゃん、おかえり~」
しえな「えっ……えっ!?」
ボクの部屋で快楽殺人鬼がくつろいでいた。
乙哉「ひさしぶりだねぇ。三ヶ月ぶりくらい?あはは」
しえな「え、なんで……」
乙哉「だめだよー、玄関の鍵は閉まってたけど部屋の窓が開いてたよ?変な人が入ってきちゃうよ?」
しえな「……それは目の前にいるけど。え?なにしてんの、お前……」
乙哉「脱獄してきた!!」
しえな「……それで、なんでボクの家にいるんだ?」
乙哉「久しぶりにしえなちゃんのムスッとした顔が見たくてさぁ、あ、あと正確には刑務所じゃなくて施設にいたから、脱走なんだけどー」
しえな「はあ……」
乙哉「お願いっ!かくまってー♪あとおさげもカットさせて♪」
しえな「通報する」
乙哉「えーひどーい、待ってよ、あはは」
しえな「帰れよ」
乙哉「そう言わずにさぁ。ほら、あたしすごい美人だし。いるだけでしえなちゃんの地味な部屋が見違えるほどはなやかに――」
しえな「……」
乙哉「ちょっ、ちょっ、しえなちゃん、ちょっとケータイしまってよ、ね?」