1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/27(土) 02:49:24.80 :3lljHSEyo
「~♪」
日曜の昼下がり。
霧島神境に姫様のアップテンポな、たどたどしい鼻歌が聞こえます。
こんなに姫様がご機嫌な理由は決まりきっています。
「巴ちゃんっ、巴ちゃんっ」
「はいはい。なんですか、姫様?」
ほら、きました。
「霞ちゃん、まだですかね?」
「えぇ。まだ1時を過ぎたばかりでしょう?」
笑顔で「そうですかぁ」とだけ言い、姫様はぱたぱたと走って行きました。
ふぅ、と一息。蛇口をきゅ、と捻ると、音を立てて水が流れ出します。
そのまま、私は先ほどのお昼ご飯の食器を洗い始めました。
冷たい水が、私の手から体温を奪っていきます。
読む →
「~♪」
日曜の昼下がり。
霧島神境に姫様のアップテンポな、たどたどしい鼻歌が聞こえます。
こんなに姫様がご機嫌な理由は決まりきっています。
「巴ちゃんっ、巴ちゃんっ」
「はいはい。なんですか、姫様?」
ほら、きました。
「霞ちゃん、まだですかね?」
「えぇ。まだ1時を過ぎたばかりでしょう?」
笑顔で「そうですかぁ」とだけ言い、姫様はぱたぱたと走って行きました。
ふぅ、と一息。蛇口をきゅ、と捻ると、音を立てて水が流れ出します。
そのまま、私は先ほどのお昼ご飯の食器を洗い始めました。
冷たい水が、私の手から体温を奪っていきます。